レッドビーシュリンプ飼育の醍醐味はやはり繁殖です。上手く飼育すると10匹からスタートしたエビが100匹、200匹に増えていきます。
たくさんのエビを眺めるだけで幸せな気持ちになりますよね。そのまま飼育して数を増やすのも良し。より綺麗なエビを目指して世代を繋ぐも良し。飼育者により楽しみ方は様々です。
「自分好みのより綺麗なエビを目指して累代管理する方法」を解説していきます。
エビ水槽の立ち上げについては別記事「コレだけでOK!失敗しないレッドビーシュリンプ水槽の立ち上げ方」をご覧ください。 レッドビーシュリンプの飼育を開始しようと思いネットを調べてみると…水槽の大きさ、ソイルや濾過フィルターの組み合わせ、水草の選択など組み合わせが無数にあります。 一般に、レッドビーシュリンプの飼育が難し ...
コレだけでOK!失敗しないレッドビーシュリンプ水槽の立ち上げ方
健康で綺麗なエビとは?
綺麗なエビの要素として主に以下の4つの要素が挙げられます。
ポイント
- 個体の大きさ
- 個体のスタイルと顔つき
- 色と殻の厚み
- 柄(表現)
どれか一つに特化しているのではなく、これら4つの要素がバランス良く表れている必要があります。
また、これら4つの要素は遺伝的に相反するものもあります。どのあたりでバランスをとって累代させるかという事がブリーダーさんのエビに反映されていきます。
①一番大切なのは個体の大きさ
成長が早く大きい個体は遺伝子的に強い傾向があります。体力があるため、ちょっとした水質の変化にも強く、メスは卵をたくさん抱えてくれます。
累代管理を行う上で、個体が強く繁殖力が旺盛なことが一番大切と考えます。なぜなら、たくさん増えてくれないと選別もできませんし、安心して遺伝子を次世代に繋ぐことすらままならなくなるからです。
ただし、個体を大きく育てるためには遺伝的素質以外に、環境要因も大きく関係してきます。
具体的には水槽のサイズ(水量)とえびの数(密度)が大切です。
エビには動物のように長い消化吸収器官がありません。そのため食べ物を貯めておくことができず、常に何かをツマツマと食べています。エビたちの食事のうち人間が与える餌を食べている時間は一瞬です。そのため水槽内にどれぐらい「エビの餌になる微生物」が湧いているか?これが非常に大切となります。
水槽に暮らす微生物の最大量は水量やソイルの面積によって決まります。
小さい水槽に沢山のエビが入っていると、必然的に1匹あたりの餌(微生物)が少なくなり、成長が遅くなる傾向が見られます。
逆に大きい水槽に数匹だけしかエビが入っていないと、餌が食べ放題な状態ですので、どんどん成長していきます。
エビにも成長期があるようで、初めの3ヶ月〜半年間でいかに大きくするかによって最大サイズまで行くかどうかは決まります。
皆さんも一度、エビの密度を変えて飼育してみてください。驚くほどの変化があります。
話を戻します。
意図的に最大サイズまで育てようと思うと具体的には30㎝キューブで2ペア程度。60㎝水槽で10匹ぐらいを目安とします。(筆者の経験上)
…とはいえ、エビの数が増える中でゆとりのある飼育は出来ませんので、限られた飼育環境の中で、エビの潜在的大きさを判断するのはなかなか難しい面もあります。
次世代の種親候補をゆったりとした水槽で飼育し、ポテンシャルを見極めるなどの対応が必要と考えます。
②個体のスタイルと顔つき
ここで紹介するスタイルと顔つきとは、野生のエビが本来持っている特徴となります。
色柄の綺麗なエビを中心に選別、累代を繰り返していると、どうしてもこれらの本来の特徴が薄まっていきます。
スタイルの良いエビとは?
顔が小さく胴体が長いエビらしいシュッとした見た目が良いスタイルと言われています。メスについてはシュッとした伸びやかなスタイルに加え、お腹周りがふっくらとして体高があるとなお美しいと思われます。
頭部と胴体の比率も非常に大切で頭が小さく胴が長い個体がバランスが良いスタイルとして評価されています。また、メスの場合は頭と胴の間にくびれがあるとなお良しです。
この体型を維持するのが、とても難しいんです。ざっくりした選別で累代を重ねていくとどうしても物足りない部分が目立ってきます。
良い顔つきのエビとは?
額角が長くワイルドな見た目がかっこいいとされています。また、額角は透明ではなくしっかりと色が乗っている個体が評価されています。
言葉で表現しにくいのですが、エビの眼の雰囲気も違いとして現れてきます。
③エビの色と殻の厚み
色や殻の厚みはレッドビーシュリンプの見た目において重要なポイントです。また足先まで殻が厚い個体や、発色が濃いかも同じように大切です。
薄い色やくすんだ色のエビではなく、真っ白、真っ赤に色が乗った目を引くエビで水槽をいっぱいにしたいですよね。
レッドビーシュリンプが誕生した当初はスケスケのかろうじて色がわかる程度の個体でした。数十年という長い年月をかけてブリーダーの方々が「白の色乗り」や「深い赤」になるよう選別、累代を重ねてきました。
その結果、現在では安価な値段である程度の発色のレッドビーシュリンプを手軽に購入できるようになりました。
④エビの柄(表現とも言う)
色や殻の厚みと同様に、柄も鑑賞エビとして大切なポイントです。
もともとはバンド柄だったレッドビー。
選別を繰り返すことで、「バンド→タイガー→片バンド→日の丸→ニノ字(進入禁止)→モスラ→丹頂」と徐々に白の面積が増えていきました。
レッドビーシュリンプ登場当初は白の面積が大きくなるほど価値が上がりましたが、現在は当時ほど白の面積を重視する風潮は無くなっています。
…とはいえ、流通個体の価格を調べると一般にバンドより日の丸、日の丸よりモスラの方が高く取引されています。
⑤健康で綺麗なエビと価格の関係性
健康なエビが高値で販売されているかというと言うと必ずしもそうではありません。
ヤフオク等の取引の傾向を見たところ、殻が厚く赤や白の色が濃いエビほど高値で取引されています。
しかし、それらの個体を体型や顔つき面で見ると、これから累代するにはちょっと…(血が詰まってるんじゃないかなぁ)という個体も中には存在します。
1世代、又は2世代子をとると、そのエビにはどのような遺伝的形質が含まれているのか?エビ好きの方ならなんとなく分かると思います。
⑥ブリード視点で見る良いエビとは?
「今綺麗な個体」ではなく「綺麗なエビを生み出す遺伝子を持っている個体」を親に選ぶ必要があります。もちろん繁殖力のある個体である事が前提ですが。
いかに綺麗なエビでも、健康的で増えなければ意味がありません。色柄を求めるあまり大きさやスタイルを軽視して累代するといつか自分が思い描くエビの姿とかけ離れてしまいます。
一般的に「大きさスタイル」と「殻の厚みや色の濃さ」を両立するのは非常に難しいです。
短期的に濃い色を求めるのではなく、大きさとスタイルを維持したまま色の濃さを上げていくというギリギリの線を攻める必要があると考えます。
そのため、ゆっくりと時間をかけて理想のエビに近づけていく必要があります。
レッドビーシュリンプにおける血の詰まりとは?
レッドビーシュリンプを増やそうと思っている方は「血の詰まり」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
血の詰まりとは、何世代も親近交配を繰り返すことにより血が濃くなり(遺伝子の組み合わせパターンが減り)、本来なら発現しにくい致死遺伝子や奇形の遺伝子、不妊や虚弱の遺伝子などが表に現れることを言います。
…ここで疑問に思ったあなたは鋭い感覚を持っています。
そうです。
「綺麗なエビを作る過程」と「血の詰まりにつながる過程」は非常に似ているんです。
綺麗な種親ペアから綺麗な子エビをとり、その中の綺麗な子エビから、綺麗な孫エビをとる…
何も考えずに綺麗なエビを選び続けたら、似た遺伝子ばかりの組み合わせになり血の詰まる可能性が高まります。こういったところが累代の長期維持が難しいという所以です。
…ここまで読むとさらに疑問が頭に浮かびますよね。
では何故、今血が詰まっていない綺麗なレッドビーが存在するのか?
これはブリーダーの方々のセンスや技術的な功績の賜物です。
血の詰まりに関する注意点
詰まった個体というのは頭でっかちだったり、額角が短かったりと容姿に特徴が出るというのが一般的な認識です。
ただし、血の詰まりを繁殖力の低下や虚弱と定義するならば、その限りではありません。スタイル良く、額角も長く、虚弱なエビも存在します。逆に繁殖力が旺盛でたまたま額角が短い個体が生まれることもあります。
血の詰まりを判断するポイント
目で見てわかる遺伝子パターンの減少は表現やスタイル、顔つきに現れます。100%血の詰まりにつながるわけではないですが、血の詰まりを知る重要な手がかりになります。
「遺伝子のパターンが少ない」=「虚弱や繁殖力を低下させる遺伝子が含まれている可能性が高い」という判断につながります。
生命を脅かす遺伝子あるいは子孫繁栄を脅かす遺伝子は劣性遺伝子
もし仮に、生命を脅かす遺伝子が優性遺伝子の場合、子孫の代で生命を脅かす遺伝子が発現し、種自体が淘汰されてしまい子孫に残りません。
逆に生命を脅かす遺伝子が劣性遺伝子の場合は、優性遺伝子の影に隠れて潜み続けます。遺伝子のパターンが少なくなり、劣性×劣性の組み合わせの個体が出現する確率が上がります。最終的に飼育者は死にやすい個体が増えたと認識することになります。
スタイルや体型、表現の固定化は血のつまりの目安とはなります。ただし、スタイルに関する遺伝子が必ずしも生命を脅かす遺伝子とセットとは限りません。
この辺がエビの累代でが難しくも面白いところです。
レッドビーシュリンプを長く累代するポイントとは?
この項目では綺麗なシュリンプを目指しつつも、健康的に何世代も維持していくためのポイントを具体的に記載します。
先ほどもお伝えしましたが、シュリンプの色や殻の厚み、綺麗な表現を固定しようと考えると、必然的に血が濃くなる方向に進み、本来の大きさやスタイルから離れていってしまいます。そして体の弱い個体が増え、繁殖力も低下していってしまいます。
長期飼育の視点では、できる限り血が詰まらないようにしつつ、自分の求める方向に累代を進めていく必要があります。
やり方としては大きく分けて2つです。
ポイント
- 固定化を急速に進めない方法
- 系統を分けて累代する方法
①固定化を急速に進めない方法
固定化とは?
固定化とは遺伝子のパターンを狭める作業です。自分が好きな柄が発現する遺伝子を残して、それ以外の柄が発現する遺伝子を排除していきます。
一方、血の詰まりとは自身が望まない劣性遺伝子が徐々に残っていき、健全な遺伝子が排除された状態です。(ある意味自分が望まない遺伝子を意図せず固定化した状態とも言えます。)
そのため選別の見極めが非常に大切なのです。しかし、血の詰まりにつながる遺伝子を残さずに固定化を進めるのはまさにブリーダーのセンスです。
そこで、とられる具体的な1つの手法としては、固定化を意図的に進めない方法です。
ポイント1 ある程度の数で累代繁殖させる
例えば、オス3匹、メス7匹の計10匹を親として繁殖させる方法です。親の組み合わせが多いほど、遺伝子のパターンが増えて、詰まりに繋がる子が生まれる確率が減ります。(ただし、固定化の進行も遅くなります。)
先細りの例としては、お気に入りのペアから子をとり、またお気に入りのペアを親にして子をとる…これを繰り返すと、急速に遺伝子のパターンが減ります。固定化は早く進むものの、奇形や病弱な遺伝子の組み合わせが発現するリスクも高まります。
そのため、ある程度の数で累代繁殖させることで血の詰まりの進行を遅らせることができます。
ポイント2 表現が違う親をあえて使う
ある程度の匹数で累代繁殖させていても詰まりが徐々に進行することがあります。
どのようなケースかというと…無意識に同じ親エビの子だけを選別し、次の親にしているケースです。
選別は、飼育者の好みの方向に持っていく作業なので、どうしても似たような個体が集まります。
ご自身の選別後のエビをじっくり観察してみてください。好きな色味、殻の厚さ、表現(柄)など…。なんとなくどの親の子かわかりませんか?
これを避けるために、意図的に違う表現を親に加えるという方法を用います。
レッドビーシュリンプにおける具体例
レッドビーシュリンプは一般に白の面積が多いほど人気です。
レッドビー全盛期は特に、バンド→方バンド→日の丸→進入禁止→モスラ→丹頂と白の面積が多いほど綺麗とされていました。今は表現は好みで、足の赤さや発色が良い個体が人気なように思われます。
白の面積が多い個体を作りたいからと言ってそればかりを選んでいたら、同じ遺伝子の個体にどんどん寄ってしまいます。
ベテランブリーダーさんやプロショップは種親にはバンドを混ぜるという話を耳にしたことはありませんか?
モスラを作る時にモスラだけでなく日の丸を親に入れる必要がある。こんな話も耳した方もいるかもしれません。
「表現(柄)」は異なる遺伝子を視覚的に捉える非常に重要なポイントです。
ブリーダーの方が何を意図してバンドを混ぜているのかというと…。意図的に遺伝子の組み合わせのパターンを増やして、先細りの累代にならないように調整しているのです。
表現以外にも目で見て異なる遺伝子が入っているなと確認するポイントがあります。額角の長さ、足の色、殻の厚み、スタイルなどです。スタイルは頭が小さく、体が長い個体ほど詰まっている可能性が低い個体になりますので、多少表現が好みでなくても親に加えたりします。
額角もスタイルと同じで、累代が進むと徐々に短くなります。意識せずにセレクトすると額角が短いエビが固定化されます。
バンド個体やスタイルの良い個体をセレクトすると進みを遅らせたり、改善傾向に進めることができます。
②複数系統に分けて累代する
2系統別水槽で累代管理し、数世代おきに血を混ぜることでさらに効果的に詰まりを抑制する事ができます。この方法は最も効果的な血統管理方法なのですが、手間とスペースが必要となります。
メリット
- 自分の育てたエビだけで何年も何世代も血統を維持できる
- 累代による変化の流れが把握でき理想のエビに近づける
デメリット
- 水槽が倍の本数必要になる
- 選別の手間も倍になる
ある程度のスペースと覚悟がないとこの方法はおすすめできません。
複数系統で累代する具体的な方法
同血統のレッドビーシュリンプについて系統Aと系統Bの2つに分けて別々に累代していきます。3世代ほど累代したところで、系統Aの種親メスに対して系統Bの種親オスをかけ合わせて累代していきます。同じように系統Bの種親メスに系統Aの種親オスをかけ合わせて累代していきます。
これを2〜3世代毎にエビの体型や色、表現を見ながら繰り返していきます。
このように別系統のエビを定期的に掛け合わせることで確実に遺伝子パターンの減少を防ぐことができます。
ただし、注意点もあります。あまりにもかけ離れた表現や形質のエビを頻繁に掛け合わせてしまうと、いままでの累代の流れが失われ、固定率が下がります。系統維持のために2系統の方向性はある程度揃えておく必要があります。
10年以上自家繁殖個体のみで累代しているエビ屋さんは、あえて固定化を強く進めていません。実際に購入し子を取ればわかるのですが、進入禁止、日の丸、方バンド、バンドまで幅広い柄が出てきます。
エビを自分好みに進入禁止やモスラだけで累代を重ねるどうなると思いますか?
4世代ぐらいまで累代するとバンド柄が全くでなくなります。これは子孫のエビがもつ遺伝子の種類が減少していることを表しています。
さらに体型が少しだけ丸く短い子がちらほらと生まれ始めます。体色に関しても、赤、白の発色が何となくすっきりしないようになってきます。
別系統を掛け合わせるとどのような変化が見られるか?
同じ血統で別系統を掛け合わせて子をとると、別系統の形質をしっかり受け継ぎ、表現に幅が出てきます。また、顔つきがシュッとするだけでなく、赤白の発色がリフレッシュされます。
別系統をかける場合は、オスを別系統から持ってくる形か効果的です。(確実に複数のメスに別系統の遺伝子を入れることができるからです。)
また、別系統のレッドビーはバンドで無ければならないのか?
これについては、必ずしもバンドである必要はありません。バンドの遺伝子を持った日の丸や進入禁止でも充分に血の詰まりを抑制することができます。(バンドの方がより原種に近いため遺伝的に強かったり体型が良かったりはしますが…)
バンドの生まれない系統に、バンドの生まれない別系統をかけてもあまり効果は見られませんのでご注意下さい。
別系統を自分で作れない場合の対処法
別系統を作りたくてもスペース的な問題で水槽を増設できない方のほうが多いと思います。
その場合どのような対処をするかというと同じ血統を扱うショップやブリーダーさんからオスを購入することで解決できます。
累代が3世代ほど進んだら定期的にオス個体を1匹買い、交配させることで血の詰まりを抑制できます。別系統を維持するコストと手間を考えるとオスを1匹購入する方法は相当リーズナブルでお手軽な方法となります。
同じレッドビーシュリンでも全く違うブリーダーさんの血統を入れてしまうと、今まで自分が作ってきたえびの方向性が一気に崩れることもありますのでご注意下さい。
このあたりまで考慮してブリードを行う場合は、どこから購入するか? ショップの累代の方向性と自分の好みの方向が一致しているか? お店やブリーダー選びが本当に大切です。
(参考)ブラックビーとの交配
レッドビーをブラックビーと掛け合わせることで血を薄める手法もあります。ブラックビーはより原種に近い存在のため、生命力や繁殖力が高いとされています。
デメリットとしては色がバラけてしまうため選外がたくさん発生する点と色の質感が若干変わってしまう点です。
メンデルの遺伝の法則を交えたお話
ビーシュリンプの2対の遺伝子のうち黒色は優勢遺伝、赤色は劣勢遺伝です。
理論上、レッドビーは赤赤の2対の遺伝子。ブラックビーは黒黒または赤黒の2対の遺伝子よりなります。
実際はどうかと言うと、レッドビーとブラックビーを掛け合わせると黒寄りの茶色のビーが生まれます。(※筆者はレッドビーと黒タイガービーでおこなっています。)
黒と赤の遺伝子で優劣の関係はあるものの、赤の遺伝形質も少ないながら発現していると推察されます。この茶ビーは遺伝子的には赤黒の2対の遺伝子を持ちます。
この子たちを掛け合わせると、茶ビー(赤黒)、レッドビー(赤赤)、ブラックビー(黒黒)の3種の組み合わせのビーが生まれてきます。
赤ビーは赤赤の組み合わせでなければ発現しないため、ここで生まれたレッドビーは血の薄まった個体となります。
もし、赤ビーから黒が生まれてきたら、親のエビは赤赤の赤ビーではなく、赤寄りの茶ビー(赤黒)の可能性もあります。その後数世代黒が出ないことを確認する必要があります。
まとめ
ポイント
- 綺麗なエビとは?大きく、スタイルが良く、発色が良く、殻厚で、表現が好みのエビ
- 健康なエビとは?繁殖力が強く丈夫なエビ
- 血の詰まったえびとは?遺伝子パターンが減少し、虚弱、繁殖力が低下する遺伝子を持つエビ
- 長く累代する方法とは?表現の固定化を緩やかに進める方法と複数系統に分けて累代する方法がある
表現を求めることも大切ですが、健康に長く維持するための視点も大切にして、シュリンプブリードを楽しみましょう!